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蜂須賀ちなみの日記帳

新年のご挨拶と2017年間ベストの話

いつも記事を読んでくださっている皆様。SNSを通じてメッセージを下さる皆様。ご関係者の皆様。アーティストの皆様。友人・知人の皆様。今、この文章を読んでくださっている皆様。

 

年が越してから既に数日経過していますが、あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

2017年は、絡まった糸を解いていくような一年でした。というのも、年末に更新した記事の中でチラッと書いたのですが、春ぐらいにスランプに陥ったことがやっぱり自分の中で大きくて。その時期は公私ともに自分の人生や価値観を揺るがすレベルの大事件に次々と見舞われてしまいまして、精神的なショックを受けていたところでした。それで、今までに自分の書いた原稿に対して何だか面白くないな~と感じるようになってしまい、書いては消して書いては消して……を繰り返すようになり、結果、ひとつの記事を完成させるのに普段よりもかなり時間がかかってしまったのです。まあプロなので、時間はかかれど、クライアントに納品した原稿に関してはすべて満足のいくクオリティに仕上げてはいるのですが、それでも「書けない」という感覚のあったあの時期は、間違いなく、私にとってはスランプと呼べる時期だったように思います。

 

ただ、原因が分かっていたことが本当に救いで。精神的なショックによって自分の中の価値基準が狂ってしまったのならばそれが戻るのを待っていてもしょうがないし、つまらないな~と感じるようになってしまったのなら面白いと思えるものを新たに書けばいいだけの話だし……ということで、今までとは違う、だけど変わらず私の物だと胸を張れる文章を書くために、改善策をどんどん試していく一年になりました。それが予想通りに成功して今は自分の文章が面白いと思えているし、やっぱりこの人の書く文章が好きだな~(笑)とも思っています。

 

今までは無味無臭な文章だと散々言われてきたのに、昨年の夏ぐらいから「アクが強い」「一癖ある」などと言われることの方が多くなっていきました。良し悪しはとりあえず置いておいて、そのことがこの一年をよく象徴していたように思います。ごっちゃごちゃの渦の中で、自分が本当に守らなければならないもの/そこまで意地張る必要のないもの の分別をつけて、一つひとつを解いていったことにより、「これはもしかして独自開発なのでは?」という部分を見つけることもできました。今年はそこを伸ばして、応用していくための準備に時間をかけたいですね。勉強の年だ。

 

引き続き良い文章を書いていきますので、今後ともよろしくお願いいたします!

 

 

 

 

さて、ここからは別の話題。「Skream!」1月号に掲載されている2017年の年間ベスト企画、私も参加させていただいたのですが、この中の「CD10枚」を選盤するにあたって、自分の場合は25枚ちかく選んでからじわじわ絞るなどの作業をしていたりするので、そのラインナップを公開してみようかなと思います。気になる作品があれば、ぜひ聴いてみてください。なお、選盤基準に関しては、件の記事にコメントを出しているのでそちらをご参照ください。

 

プレイリストも作ってみたのでよろしければ。→「2017年間ベスト25 by @_8suka」をApple Musicで

 

試聴用みたいな意味を込めて各作品から一曲ずつピックアップしていますが、気になった曲があればアルバムまるっと聴いてみてほしいな〜というのが本音です。

 

 

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1.米津玄師「BOOTLEG

2.YUKI「まばたき」

3.indigo la End「Crying End Roll」

4.Base Ball Bear「光源」

5.GRAPEVINE「ROADSIDE PROPHET」

6.SKY-HI「OLIVE」

7.OKAMOTO'S「NO MORE MUSIC」

8.Maison book girl「image」

9.9mm Parabellum Bullet「BABEL」

10.go!go!vanillas「FOOLs」

11.ONE OK ROCK「Ambitions」

12.ぼくのりりっくのぼうよみ「Noah's Ark」

13.wind-s.「INVISIBLE」

14.LEGO BIG MORL「心臓の居場所」

15.PELICAN FANCLUB「Home Electronics」

16.アンテナ「モーンガータ」

17.私立恵比寿中学「エビクラシー」

18.BOMI「A_B」

19.フレデリック「TOGENKYO」

20.CHAI「PINK」

21.Charisma.com「not not me」

22.あいみょん「青春のエキサイトメント」

23.NICO Touches the Walls「OYSTER -EP-」

24.King Gnu「Tokyo Rendez-Vous」

25.焚吐スケープゴート