年末になってから年間ベスト記事を書くための振り返りを始めても取りこぼしが発生してしまうなあという個人的な悩みを解消すべく、特に印象に残った曲・アルバムを四半期ごとにまとめてみることにした。自分メモ用なので曲のリンクをポンポン貼っていくだけで、それに対するレビューというか、ちゃんとした文章は書きません。あしからず。
【1月】
■曲
★chelmico「Easy Breezy」
多分この月一番聴いていた曲。「映像研~」のOP曲だと後から知った。
・藤井風「何なんw」「もうええわ」
どちらも単曲リリースは昨年ですが。この人本当に何者なんなんだろうか。笑 5月にアルバムが出るらしくそれを楽しみにしています。
・xiangyu「ひじのビリビリ」
確か「New Music Wendesday」のプレイリストに入っていて、それがきっかけで聴いたんだったような。
■アルバム
・King Gnu「CELEMONY」
12曲36分という尺と、「壇上」と。
・Mura Masa「R.Y.C」
★G. Love & Special Sauce「The Juice」
・Kitri「Kitrist」
・夏川椎菜「ログライン」
北野創さんのキュレーション記事から。リリースは2019年4月なので完全に後追い。かなり完成度の高いアルバムで、夏川さんご自身が作詞をした曲もある。おそらく「私がソロ活動をするなら」という像が自分の中に明確にある人なんじゃないかと。ラストの表題曲が特に好き。
【2月】
■曲
★パスピエ「まだら」
成田ハネダさんのこのツイートを見て、「!!?!?」となった。
これ、楽曲のBPM=89なんですが、
— 成田ハネダ (@narihane) 2020年2月12日
イントロとサビだけピアノをBPM=84で録音してから、そのオーディオデータを2拍ずつに切って89のオケファイルに貼り直すといった人力サンプリングみたいなことをしてます。
音に訛りが生まれて面白かったです。https://t.co/wgWhhE1fBV
・KANA-BOON「スターマーカー」
■アルバム
★女王蜂「BL」
「トラップ以降のサウンドプロダクトを如何にしてバンドの表現に取り込むか」ということを考えているバンド、他にもいると思うけど、こんなアルバム出されちゃったら、ねえ。これを超えるのは困難すぎる。
あとこのシリーズもすごかったですね。2オクターブ平然と跳躍するのヤバい。
★Omoinotake「モラトリアム」
もっと評価されるべきバンドだと思うし、今年一気に人気が爆発したとしても全然不思議じゃない。
・ハンブレッダーズ「ユースレスマシン」
ギターロックはまだまだカッコいい。今のところ「見開きぺージ」という曲が一番好き。
【3月】
■曲
★Jacob Collier「In My Bones (feat. Kimbra & Tank and The Bangas) 」
この人は本当に脳内どうなっているんだろうなあ。異次元でぶっ飛んでいるのに、不思議と愛らしさもある。
open.spotify.com
MVも最高。
・PELICAN FANCLUB「Amulet Song」
他にいないバンドだと、曲が出る度に思わせられる。そして相変わらずエンドウアンリさんの書く歌詞はハイセンスだなあと。
MVもめちゃカッケーです。細かいモチーフがいろいろ仕込まれているし、ファンの方が「#PELICANFANCLUB」にアップしているスクリーンショットがどれも素敵。
↓MVを手掛けた方のツイート
PELICAN FANCLUB / Amulet Song
— GraphersRock (@Tamio) 2020年3月6日
PELICAN FANCLUBとGraphersRockでMVを作りました。監督を映像作家の佐伯雄一郎さんにお願いし、私はアートディレクションとグラフィック制作をしています。私の趣味趣向が全開になった特殊なフェティッシュ映像です。ぜひご覧になってくださいhttps://t.co/7VU7newwEe pic.twitter.com/qbGcWfYMBa
PELICAN FANCLUBのMV、1秒24フレームの中に静止画としても十分成立するグラフィックを無数に入れていくというのがコンセプトだったので、皆スローや一時停止しながらお気に入りのカットをアップしてくれてるの制作者冥利につきます。#pelicanfanclub
— GraphersRock (@Tamio) 2020年3月8日
・でんぱ組.inc「アイノカタチ」
でんぱ×玉屋の黄金タッグ。こんなにも明るいのにどうしてか泣ける……。アルバム楽しみすぎる。
・とけた電球「トライアングル」
ミニアルバムの1曲目なんだけど、初めて聴いた時、あまりの痛快さに笑った覚えがある。それぞれの楽器が自由にのびのびとやっているのが良い。サビのドラムがヤベーです。
・Car Seat Headrest「Can't Cool Me Down」
■アルバム
★さかいゆう「Touch The World」
世界を旅してその土地のミュージシャン・エンジニアとともに作ったアルバム。現地由来のリズムやグルーヴと琴線に触れるメロディが共存しているし、土着的な部分を大切にしつつ昨今の流れも汲んでいるし……。ぐうの音も出ない。
★LAUV「~how i’m feeling~」
本人による詞、歌から早見さん自身のやりたいことが伝わってくるし、そこに作家陣が寄り添う形で制作が行われたのでは。だから「あの人があの人に楽曲提供」という構図でありがちな「主役が脇役に食われる」現象が起きていない。それがすごい。あと、公式ホームページに載っている各作家のコメントが良かったです。