写真は、昨年8月「SWEET LOVE SHOWER 2019」で撮ったもの。
【この期間での主な出来事】
・7/9:東京都内での感染者数の確認が200人(/日)を超える。以降、波はあるものの概ね増加傾向
・7/22:Go To トラベルキャンペーンがスタート(東京は対象外)
リアルバーチャル行ったり来たり
この時期は〆切が多く、目の前にある原稿を書くことにひたすら徹していたため、特に新しいことは起きていない。引き続き、インタビューは対面もオンラインもある状況。フィジカルとバーチャルが混在している状況のため、気をつけてスケジュールの組み方を大変なことになるから注意が必要(一日の中で、対面→オンライン→対面 みたいな組み方をすると破綻する。あと、「この日は日中外にいるけど、夜に配信ライブ観る予定が入ったから、○時までに帰宅しなければ」とか。今までと違い、出先からライブハウスに直行するのではないので)
対面インタビューの場合、現場で検温を実施するケースが多く、たたでさえ平熱低いのに寝不足で行った日に34度台を出して変な空気にしてしまった。今度からは前日ちゃんと寝ようと誓う。
ライブは、現地での感染予防対策をしっかり実施したり、近隣の県に住んでいる人に限定したうえで観客を会場に入れる選択をする人たちも増えてきた印象。SUPER DOMMUNEでのトークセッション「Talking About With / After CORONA『ライヴエンターテインメントの行方』」はリアルタイムで観られなかったが、柴 那典さんが内容をまとめていたnoteを読み、その後YouTubeのアーカイブを観る。ライブに行く人、ぜひ、読むなり観るなりしてみてください。初めて知ることも多いと思うので。
自分は、観客が会場に入っているライブにはまだ行けていないが、wacciの取材で、無観客ライブの会場・川崎クラブチッタにお邪魔した。前日・当日朝・会場入る前に検温、チェックシートにて健康面におけるいくつかの質問に回答、入る前に消毒、ライブ中のメンバーを除いて全員マスク着用、ステージに立つメンバーと近い距離で向き合うカメラスタッフはフェイスシールドも着用、滞在時間を最短にするためのスケジューリング……。その他諸々、感染予防対策を厳重に実施。
この期間中に観た配信ライブは以下の通り。(抜け漏れあるかも)
・7/10 BLUE ENCOUNT
・7/15 UNISON SQUARE GARDEN
・7/18 wacci
・7/19 Suchmos
・7/19 SKY-HI
・7/20 TOTALFAT(w/BIGMAMA)
・7/26 KALMA
・7/26 Da-iCE
・7/31~8/2 ビバラ!オンライン 2020
・8/7 米津玄師×フォートナイト
そして今夜は[Alexandros]のライブを観る。米津玄師のフォートナイトコラボ、新しかったし面白かったなあ。あれ、言ってしまえば、作った映像を普通に配信する方法も選べたはずだけど、そうしなかったのは、「ライブを観に行く」体験ごと仮想空間で再現したかったからなんだろうと思う。
星野源など、他にも数本観たいライブがあったが、そういうライブに限って、アーカイブ期間含めて「その時期はバタバタしていて無理なんだよなあ」な時期に開催されがちだったという。「仕事をしながらアーカイブをチェックする」という行為にトライしてみるも、そもそも2つ以上のことを同時にやるのに向いていない人間なので、どちらにも集中できないという最悪の事態に。SKY-HIはアーカイブ期間が長くてありがたかった。とはいえ、アーカイブ期間を設けるにも別途費用や工数がかかると思うので、難しいところなんだろうなあと。
フリーランスのゴールデンタイム問題
脱サラしてもうすぐ5ヶ月経つ。平日は仕事、土日祝は休む、20時を過ぎたら仕事用の原稿は書かないし(緊急を除いては)連絡を返すのも明朝にする、という会社員っぽいスケジューリングをできる限り続けている(7~8月が忙しかったので崩れてしまったが)。
自分の場合、原稿書くうえでの集中力を一番引き出しやすい時間帯が朝の5~9時で、それは、サラリーマンしていた頃は日中書けなかったから、仕方なしにそうなってしまった……のだと思っていたが、実はそうではなく、元々自分はここがゴールデンタイムなのだ、そういう性質の人間なのだ、ということがこの5ヶ月で分かった。
よって、上記のような働き方は合わなかった。5~9時に集中できるのは、おそらく、「連絡が来るかもしれない」ということを一切気にせず、頭の外側に置いた状態で作業できる時間帯だから。日中だろうと集中する時間を決めて「今はメールを一切見ません」と時間を設ければいいだけの話なんだけど、自分の場合、「連絡が来るかもしれない」という状況自体が結構なストレスになっているのだと思う。あと、ごはん食べると眠くなるから、空腹の方が書けるっていうのもある。
だから多分、5~13時とかで働けばいいんだろうなあ。自分に合ったやり方を見つけていきたい。
新恐竜にモヤる
急ぎの〆切がないので、今は連休をとっている。で、今日の午前中にいろいろと連絡が入ったので、この連休は今日で終わりそうだ。
賛否めちゃくちゃ分かれそうな作品だなと思いつつ、以下、ネタバレにならない程度に感じたこと箇条書き。
・映像が美しい
・キューとミューがとにかくかわいい。生まれたての時なんて特に
・物語の持って行き方、伏線の回収のしかたが綺麗
・一方、「何か関わりがあるのかと思ったらそんな重要でもなかった」的なミスリード誘発要素が多く、ちょっと意地悪に感じる
・映画ドラにおいて、恐竜を題材とした作品は既にたくさんあるにもかかわらず、それでもまた作ることに自覚的である
・ちゃんと「新」恐竜をやろうとしている
・ドラえもんは元々出来の悪いロボットという設定だが、それにしても今回はポンコツっぷりがすごい
・イナゴギャグしつこい
・「食べちゃダメ」ギャグがしつこいのは、その裏側にあるミューの感情を何となく読み取れるのであまり気にならなかった
・クライマックスにおける「あれ、結局それでいいんだったっけ?」感
・ファンサービス豊富
・というのを「ファンへの目配せが多すぎてあざとい」と不快に感じる人も少なくないと思う
・自分は「あざとい」までは思わないが、どちらかというと不快に感じた側
・なぜかというと、これまでの作品が築いてきた哲学を汲めていないように感じたから。それなのに上澄みだけ掬い取って「これやれば喜んでくれるでしょ」とサービスされても困惑する
・川村元気氏がインタビューで「そのあと卵をのび太が孵化させるところまでは『のび太の恐竜』と一緒なんですけど」と言っている時点で「……」となる(確かに外側は似ているが、中身は全然同じじゃなくない?)
・結局は強者のルールに従わなければならない世界の話
・「多様性を肯定する内容なので子供に見せるべき」(大意)というツイートが結構拡散されていたのを見かけたが、自分はむしろ、世界への順応を推奨する内容として受け取った。仮に「多様性の肯定」というテーマで作られた作品なのだとしたら、もうちょっと違う伝え方をした方がいいんじゃないかと思う
・のび太の「逆上がりができない」とキューの「飛べない」を対比させるという無理筋な構造
・↑が無理筋であることをのび太の台詞が裏付けちゃっている
・しずかちゃんがその台詞言うのは違うでしょ
・このコンビ(脚本・監督)のドラえもんは私には合わないという結論に(宝島は好きだったんだけども……あれ……?)
2回目は観に行かないだろうなあ。しかし画がとにかく綺麗だったので、迷っている人は映画館で観た方がいいと思います。
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フェスに行かない夏。炎天下、PC背負いながらのステージ間移動も、あのアーティストのライブが予想以上によかったぞという世間話も、でっかいスポドリも、全部終わったあとのビール乾杯も、ライブ一つ終わるごとに日焼け止め塗るのも、それなのに日焼けしてテンション下がる感じも、すごく昔の出来事に思える。来年は青空の下で笑えているといいな。