近況、雑感。│ 8月第4週~10月第3週

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 写真:8月某日、取材に向かう道中。同じ車両に誰も乗っていない電車。

 

 

 

SNSで訃報を知る

 

8月下旬、大先輩にあたるライターの方が亡くなったことを知った。その人と一緒に仕事をしている方々のツイート見て初めて知った。

 

同業者と会うシチュエーションは限られている。ひとつは、ライブハウスおよびフェス。ライブレポートを書くために訪れた取材現場で、同じくライブレポートを書くためにやってきた他のライターと挨拶を交わすことがある。もうひとつは、レーベルの会議室。インタビューを終えて、会議室を出ると、次にインタビューをする人たちが待機していることがある。亡くなったライターさんとは、ライブハウスで偶然会うことが多かった。いつも笑っている方だった。

 

コロナ禍において、同業者と会う機会は格段に減っている。私は、そのライターさんに直接仕事を依頼するようなことがそもそもなく、偶然会ったときに話はするが、連絡を取り合っていたわけではないので、訃報が自分の元に直接届くことはなかった。穏やかな語り口に癒されたり、記事を読んで「負けねえぞ」という気持ちにさせられたり。一方的にいただいたものはたくさんあるのだけど、こういうときに報せが来る立場ではないということ。悔しいとか寂しいとかそういう話ではなく、「ですよね」という感じ。

 

ただ、私は日頃から、インターネット上の情報を鵜吞みにしないように心掛けているのだ。SNSを通じて亡くなったことを知ったのは、本当に都合が良かった。それをいいことに、フェイクニュースかもしれない、実は生きているかもしれない、という想いを捨てきれずにいる。実感を全く抱けていない。

 

 

7ヶ月ぶり、画面を通さないライブ

 

9月26日、Blue Note Tokyogo!go!vanillasのライブを観た。

 

spice.eplus.jp

 

コロナ前、最後に行ったライブは2月24日のフレデリック横浜アリーナで、それ以降は配信でしかライブを観ていなかったため、(撮影のため、7月にwacciの配信ライブ現場にお邪魔するという例外はあったものの)画面を通さずに見るライブは7ヶ月ぶりだった。

 

久々の体験を経て改めて思ったのは、生のライブ、五感から受け取れる情報の量が凄まじいなということ。↑のライブレポートがやたら文字数多いのはそのためだと思われる。「直にライブ観る→それを元に原稿を書く」というのが久々だったから、ライブ中どこを見るべきか、受け取った情報をどう精査するべきかという頭の使い方、もっと言うとライブレポート筋みたいなものがたるんでいた。また一つずつ鍛えなければいけないなと思いつつ、この、興奮そのまま字数増えている感じもまた「久々のライブ」感があってアリかもしれない、今回限りは。

 

その後、10月9日に渋谷WWWで小林私を、10月12日にTSUTAYA O-EASTで挫・人間を観た(超余談だが、「挫・人間」と打つとき、「挫折人間」と書いてから「折」を「・」に替えている。単語登録しろよって自分でも思う)。3公演とも、入る前に検温(体温の値が自動的に出てくるカメラの前に立つ)と消毒(消毒液プシュッ)をして、観客・スタッフは全員マスク着用。大声を出してはいけないルール。そして帰りは密になりすぎないよう順番に退場。会場前にたまってしまうと、これまた密になってしまうので、速やかに帰路につく。

 

配信ライブも配信ライブで楽しいものはあるけども、若手のフックアップという側面を担わせるのはちょっと難しそうだし、そういえば自分も、「配信でも面白いことやってくれそう」と信頼できているバンドのチケットしか買えていない現状がある。そんななかで、9~10月からツアーに出発したバンドも結構いて、会場にお客さんを入れてのライブが少しずつ戻り始めている気がする(もちろんガイドライン守りながらの運用だから、完全に“戻って”はいないけども)。

 

ライブハウスからライブハウスへ渡り歩く身としては、自分が感染しないよう、知らない間に感染しているかもしれないけど、だとしても人には伝染さないよう、しっかり対策と体調管理をしていきたい。

 

 

ランニング再開

 

暑いなかマスクして走るのが無理だったのでしばらく諦めていたのですが、涼しく来たので、再開した。走っていなかった期間中はYouTuberの動画を見ながら、室内でできる運動をやっていたのだけど、自分にとってはランニング=音楽じっくり聴ける時間 でもあるのと、元々運動好きじゃないのに室内で延々と体動かすのが苦痛だったから、やっぱり外出て走りたいなという気持ちがあった。

 

ブランク的なものは意外と感じておらず、以前とそれほど変わらないペースで走れている。ただ、時間が空いたからなのか何なのか分からないけど、スニーカーが足に合わなくなってしまったようで。昨日、右足の指からずっと血が流れていたっぽいのだけど、バカなので、全く気づかず、60分時間走ってしまい……。帰ってきたらスニーカーが血で真っ赤に染まっていて、めちゃくちゃ引きました。

 

これ、洗っても落ちないですね。どうすればいいんだろう。ランニングシューズ買うのはとりあえずマストにしても、この靴お気に入りなので、赤いのはどうにかしたいですね。

 

 

 

持続化給付金を申請した

 

2019年は複業(平日の早朝・深夜および土日祝しか稼働しない)だったのが、2020年の途中から専業(フルタイムで稼働できる)になったので、事業所得が激減している月はないだろうと思っていたが、実際数字を見てみたらあったので、申請することにした。10月6日に申請したものの、書類に不備があり、10月9日に修正を求められたので(思ったよりスピーディー)、10月13日に再申請した。

 

申請自体はオンラインで簡単に進めることができたし、手順を中断したとき、途中でセーブできる仕様なのもありがたかった。ただ、提出書類にも書いてある桁数多い数字を改めて手入力させるのが謎だったのと、申請に必要な書類を揃えるのがちょっと面倒だった。私は運転免許証を持っておらず、身分証明書が求められるときにはいつもパスポートを提出しているが、今回はパスポートだけだとNG(住民票の写しが必要)。また、毎年確定申告を郵送で行っているのだが、今回は収受印のある確定申告書類が必要で、なければ、納税証明書(その2)も併せて提出しなければならない。その辺の書類を揃えるために、税務署や区役所に行く必要があった。まあ、税務署も区役所も自宅からそこまで遠くはないので、めちゃくちゃ面倒ということはないんだけども。あ、密を避けるために納税証明書をオンライン申請したのに、いざ窓口に取りに行ったら、30分ぐらい待たされたのだけ「???」という感じだったな。

 

書類を揃えたり、諸々の情報を入力したりしながら思ったのが、こういう作業、意外と嫌いじゃないんだよなということ。何だったら、こういう作業をやることが息抜きになってさえいる。すごい企画を出せるアイデアマンになれたらいいなと思うけど、そういえば会社員していたときも「多分私はルーティンっぽい作業の方が得意だな」と感じていた。

 

申請画面の「業種(日本産業分類)」の欄を入力するなかで、辿り着いたのは「著述・芸術家業」のカテゴリだったけど、私は、アーティストにもクリエイターにもなりきれない種類の人間だ。書くのが上手かったのではなく、書くことを仕事にするのが上手かっただけ。ふとした瞬間に実感させられる。

 

 

 

最終回ラッシュ

 

単行本を買っていた漫画が続々と完結を迎えている。先日、「約束のネバーランド」の最終巻(20巻)が発売された。「BEATERS」も「ハイキュー!!」も終わる。

 

「BEATERS」と「ハイキュー!!」の結末はまだ読んでいないけど、「約束のネバーランド」の最終巻は本当に素晴らしかった。広げた風呂敷を綺麗に畳むという意味でも申し分なかったし、それだけではなく、あの1冊のなかでもちゃんと新しい展開があった。作品としてのメッセージもしっかり通っていた。特に後半は涙なしでは読めなかった。いわゆるダークファンタジーで、確かにジャンプでは異端といえる作風だったけど、描かれている精神はめちゃジャンプなんだよな、とも改めて思った。

 

新しい漫画にそろそろ手を伸ばそうかな。最近は「推しの子」ぐらいしか読んでない。

 

 

アンガーをマネジメントしたい

 

この8月第4週~10月第3週に関しては、精神的にちょっと疲弊した。

 

トリガーは、8/26~9/11の間、平日毎日インタビューが入っていたこと(うち1日はトリプルヘッダ―)。取材と取材準備に追われ、休む暇はおろか、原稿を書く時間が物理的に足りていなかったこと。お盆の時期は単純に仕事なかったから休んでいたんだけど、その翌週以降、雪崩が起きた感じで。特に終盤にやったインタビューのなかにヘビーな内容のものがあり、そこで食らってしまい、狂い始めた。

 

聴いた曲&アルバムシリーズ(これね)の7~9月版を更新できていないのも、原稿を書くのに必要なもの以外の音楽を聴く時間が足りていなかったから(職業的にその状況はヤバい)。スケジュール的な忙しさは今では落ち着いていて、健全なペースで仕事できている。だけど、その時期を境にイライラすることが増えた。誕生日プレゼントにこの本を貰うくらい、私は元来短気な人間だけど、もっとイライラするようになった。

 

アンガーマネジメント入門 (朝日文庫)

アンガーマネジメント入門 (朝日文庫)

 

 

 怒りの原因を考えてみて思ったのが、私の場合、「なんで分からないの?」「これだけの材料があるんだし、そこから考えれば普通分かるでしょ」みたいな怒り方をしていることが多い。文脈を読んだり、場の空気で物事を察したりするときの精度って、人によって違って当然なのに、その違いを許せていない節がある。

 

私の心の狭さがよろしくないのは分かっています。違いをある程度許容しろよっていう話なのも分かっています。分からないことを分からないと言える空気を作る努力を、私が怠っているんだと思います。そこが今の自分にとっての課題ですね。……と、書いていて思ったのが、これ、今の状態で会社員になったら、きっとパワハラするタイプだろうなということ。昨年までの私はちゃんとやっていたんだろうか。一緒に働いていた人たちとか、嫌な思いしていなかっただろうか。急激に不安になっている。

 

 

 

あとはあれだ、「TENET」面白かったですね。だけど難しかったからもう一度観たい。鬼滅の劇場版も観に行きたいけど(絶対IMAX……!)、しばらく経ってからじゃないと混んでいるだろうか。